2010年02月27日

『14 相手に選ばせ、個人的に結びつく』

 こんにちは、猫耳DMことVOCALOIDな界隈では切身魚の人です。
 Andrew Dubber氏の無料e-booksで配布されている著書、『オンライン音楽について知っておきたい20のこと』(原題"The 20 Things You Must Know About Music Online"
)は大変知的に刺激を受ける良い論文です。
 20個ほどの、優先順位はないのですが、いずれも重要な『オンラインでの音楽ビジネスについて、知っておけ!』なお話が収められています。
 私が今日読んでみたのは『14 相手に選ばせ、個人的に結びつく』です。本当に読みながら「うんうん」と首肯することしきりでした。
 正確で、実用新書のように論理的な日本語訳はheatwaveさんのブログでご覧いただけます。より理解を深めたい方はぜひご覧下さい。
http://peer2peer.blog79.fc2.com/blog-entry-1427.html
http://peer2peer.blog79.fc2.com/blog-entry-1624.html
 ここでは私の意訳を交えた引用つきで、その内容を少しご紹介いたしますね。以下の()内は私の注釈です。


 ここで述べることはとても基本的な内容で、『テクノロジー』や『発明』というより、いわゆる『エチケット』や『行動倫理』といったものです。
 スパム行為をするような方には、ここから特級地獄にご招待いたします!

 パーミッション(承諾)・マーケティングの重要性については、改めてお話しする必要はないでしょう。
 あなたに情報を求めている人物は、あなたのことを聞いたこともない、関心を持っていない1万人の人々よりも『価値ある1人』です。
 そういう人に、頼まれてもいないメッセージを送ったとしても、通常はビジネスにポジティブに働くどころか、ネガティブな結果をもたらすだけです。

相手に選択させましょう

 非常に重要なことですが、あなたが送る情報は、送る相手に『関係があり、有益かつ歓迎されるもの』でなければなりません。
 人間は、あたかも自分だけに話しかけられているようなコミュニケーションを好みます。これはほぼ全てのメディア・コミュニケーションに当てはまります(筆者の担当する学生たちには、『そこにおいでの皆さん』と言うフレーズを使うことを禁止しています)。
 特にオンライン・コミュニケーションでは、より強くこの原則が現れます。

 オンライン・メディアへ触れる活動は、たいてい1人でいるときに行われています。
 Web 2.0がまさに『一個の社会』そのものだとしても、一歩下がって眺めてみると、『1人の個人がコンピューターの前に座っているだけのこと』です。
 Web2.0はこうした『オフラインの状況までも共有』できるようにはデザインされていません。
 だからこそ、PC画面を眺めている「一個人に向けて」話しかけるべきなのです。

コンテンツを個人向けに(パーソナライズ)せよ

 おそらく、あなたはこれまで私がここでしてきたことにお気づきでしょう。筆者はオーディエンスに向かって話をしていません。
「私はあなたに話しかけている」のです。「あなたと私」は一緒にいます。

 あなたがオンラインで行うどんな活動でも、たとえば、ウェブサイトでも、大規模なニュースレターでも、ポッドキャストでも同じことが言えます。
 『あなたにとって伝えたい情報のこと』だけを、ひたすら考えるのではなく、『あなたが話しかける相手が知りたいこと』についても考えましょう。

 そう考えると、イベントの日付やカタログの告知を長々とリスト書きにするのがよろしくないのはお分かりでしょう。
 ましてそれらをメールで送ってはいけません。
 そんなリストがメールで送られてきたとして、受け手がそのリストにどれくらい関心を払ってくれるでしょうか。
 よく考えてみましょう。

 今日では、私たちは日々膨大な量のテキストに触れています。その中で、私達は『自分に関連した情報以外は流し読みしたり無視する』といった対処戦略を発達させてきました。
 われわれ人類は、より個人的なメッセージを重視するのです。

 言うまでもなく、これは『情報を利用しづらくせよ』という意味ではありません。
 個人的で親密な感じのするメッセージはメッセージで送り、検索しやすく使いやすいデータはデータで、オンラインに用意して置きましょう、ということです。

 ライブ日程を日付順に並べた長ーいリストで送りつけるのではなく、(相手が参加を承諾した)メーリングリストで、こんな風に言えばいいのです。
『やぁ、もうすぐキミの街にライブに行くよ。会えるのを楽しみにしてる。詳細はこちらのページで!』
 そして、メッセージにライブ情報ページ(このページこそは、検索しやすいデータの塊であるべきです)のリンクを提示するのです。

紹介の重要性

 あなたのメッセージを、知らない人たちにまでお知らせする最良の方法の一つに、『あなたを紹介してもらう』があります。

 たとえば、メールを受け取ってくれる人々にメッセージを送りましょう。
「僕のことを良く評価してくれそうな友人に、僕からのメッセージを伝えてくれないか?」
 といったように。
 筆者は全くの他人から、望みもしないコミュニケーション依頼をされるのは嫌いです。
 ですが一般的に、私のことを心に置いて考えてくれているのがこれまでの経緯から明らかで、頼り甲斐のある友人が、ウェブサーフィン中に見つけて教えてくれるメッセージは大歓迎です。

 個々のブログ記事の終わりに『Email this』リンクつけることも、あなたを助けてくれるでしょう(その場合、このWordpressプラグインが役立つかもしれません)。
 このブログを例にしますと、私があなたにとって重要なこと、特にあなたが思い浮かべる人物にとって価値あるだろうことを書いているなら、あなたはその人に
「New Music Strategiesはお役立ちサイトだよ」
 と伝える可能性があります。

 もっと良いのは、この電子ブック(切身魚注:元のデータはblog記事ですが、PDFの電子ブックでも配布されています)を、評価してくれそうな人に送ってしまうことです。
 今、きっとあなたは、ここでのアドバイスを利用してくれそうな2人の人物を思い浮かべたのではありませんか?以下のリンクをコピーして、メールに貼り付けて送ってあげましょう。

http://newmusicstrategies.com/ebook

 ほら、簡単でしょう?

クドいのはダメ

 人間は、『興味のない情報を流し読みする』傾向にあることを思い出しましょう。
 この電子ブックはブログの記事をまとめたものですが、当初、このセクションがNew Music Strategiesブログの記事だったときの読者の皆さんは、必ずしも一言一句全てを吸収したわけではありません。
 実際、今この時点でもあなたがザッと読んでいる可能性はあります。ただ、それでもあなたの目は特定のキーフレーズに引き寄せられているのではありませんか?

 情報の重要なパーツを知れば、段落の区切りをつけることの重要性も理解できるはずです。
 あなたの書こうとするテキストを全て繋げて、1つの大きく長いスクロールを作り出してはなりません。
 バラバラにしましょう。それによって、ザっと見であっても、どれが重要であるかの手がかりをつかめるのです(通常、それは各段落の最初の文章になります)。たとえ、あなたのコミュニケーションが長くなったとしても、それほどクドくはならないのです。
 その点で、小見出しも非常に有効に使えます。
 また、文章をシンプルにするのも重要なことでしょう。1つのことだけを語りましょう(そして、それは1つのストーリーでなければなりません)。もし、あなたが5個や6個のストーリーをまとめて長いメールで送っても、「ああ、頑張ったね」と思われるだけです。
 1つのメールには1つの重要なストーリーだけにとどめ、メールの頻度を増やすようにしましょう。

それはごくごくシンプルなこと

 これまで話してきたように、これはシンプルなことです。
 今、あなたがしていることをやっている人から、あなたがして欲しいと思うコミュニケーションをとればよいのです。あなた自身が視聴者と同じ目線にたって、そこから行動を起こせばよいのです。

 さらなる個人的な結びつきの演出、選択権をユーザーにゆだねる方法についてのお考えやお勧めなどはありますでしょうか?
 あなたのコメントをお聞かせください。もし何かあれば、New Music Strategiesのサイトにて私に教えてください。


 という風に、私家訳したあとパーミッション(承諾)・マーケティングが不十分な昨今のオンラインビジネスを眺めて、
「完璧にやれる者こそ勝利者」
 という確信を強めました。

 少し説明しますと、パーミッション(承諾)という言葉は『許可を与える』という意味で用いられます。
 ここでは「ビジネスを行う側が許可を与える」のではなく、「消費者側に選択権があり、承諾する」という意味合いです。

 『12 存在感をばらまく』でも少し触れましたが、スパム行為は絶対にしてはいけません。一方的に送りつけるマーケティングメールは、失礼、不愉快というだけではなく、違法行為となります。
 それでも後から後から、駄目業者は沸いて出ます。駄目業者が一件潰れたら、30件の新規・駄目業者が開業するのです。
 楽天市場の店には、手間がかかっても必ず捨てアドで新規登録しますよ。だって彼らは『情報は要らない』にチェック入れていても、絶対、100%、不要メールを送りつけてくるんですもの!

 だからこそ、楽天市場に出展していない者達、私たちに勝ち目があります。
 完璧なる個人情報の保守はもとより、『親密でありながら、礼儀正しいメッセージの送り方』ができれば、
「スパム業者より、友人の何々」
 と認識してもらえるのです。
 あっしが居るような趣味の界隈にお金の話を持ち込むなら、VOCALOIDの界隈に限ったことではなく、ものすごく大事になってきます。
 一つのミスは、あっという間に複数のルートで風評となって広がり、
「あの業者は、私たちファンから小銭を巻き上げようとしている」
 と認識されるようになります。
 この不況かつ情報化の時代に『操作』や『やらせ』、あるいは『ユーザーを財布としか見做さしていない態度』が伝わることが、どれだけ恐ろしいことでしょうか。
 2ちゃんねるやら知恵袋やらBlogやらTwitterだけでなく、オンラインに出てこない本当の『口コミ』だって侮ってはなりません。

 事実、私の趣味の世界における情報源は限られた範囲です。
 ところが、「それでも飛び込んでくる良くないお話」はいろいろあります。そこで慎重に情報を検証し、確信を得てから、お付き合いを避けるようにした事例もあるのです。
 繰り返しますが、これはVOCALOIDの界隈に限ったことではありません。人間の活動全般に当てはまる、普遍的な自衛原則でもあるのです。

 若いうちは傷付いてでも云々、と発破をかける人々のことは無視しましょう。

 彼らは、万一のことがあっても、あなたの肉体的・精神的ダメージを肩代わりしたりできないのです。
 履歴にくっついた汚点を補償したりも出来ません。
 リスク覚悟で『やるべき価値のある冒険』はしたほうがよいのですが、冒険につき物の危険は日々変化しています。
 愚かな人を崖から突き落として「痛い目を見た方が賢くなる」ということと、愚かではなくなるよう相手に出来るだけのアドバイスを与えた後、「それでも痛い目をみることもあるから、気をつけなさい。危険を感知したら、引き返す賢さを持ちなさい。」と送り出してあげること。
 どちらが良い行為でしょうか?

 危険を冒した結果の成功例は語り継がれますが、危険を冒した結果の失敗例のほうが何百倍もたくさんあるのです。ありふれすぎて語り継がないだけです。
 気をつけて歩む人が増えますように。そして素敵な成功譚と、賢く立ち回ったおかげでダメージ僅少で済んだ失敗談を聞かせてもらえますように。
 
 このように、Web上の『ビジネスのよしあし』や、関わり方をよーく考え、点検できました。
 『相手に選ばせ、個人的に結びつく』のお話は、よいきっかけになりました。
  第15節以降も興味深く拝読してまいりたいものです。
 完全に、全部の英語ニュアンスを正確に、違和感ない日本語に翻訳することは困難です。(だからこそ、プロ翻訳者は凄いものですし、お金がもらえる職業なのです)
 ココではあくまで、私の理解できた意味をご紹介してまいりたいものです。
 ゆるりとお楽しみくださいませ。
 人生の楽しみは尽きませんのぅ!はっはっはっはっ。

参考リンク先にて無料のPDFファイルを配布中。

著者: Andrew Dubber 原文英語 他
原典:The 20 things you MUST know about music online
http://www.newmusicstrategies.com/ebook/

もっと正確な日本語訳 heatwaveさんのブログ
http://peer2peer.blog79.fc2.com/blog-entry-1427.html
http://peer2peer.blog79.fc2.com/blog-entry-1624.html
ラベル:20のこと
posted by 切身魚(Kirimisakana) at 15:04| Comment(0) | 20のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『13 SEO 10のヒント』

 こんにちは、猫耳DMことVOCALOIDな界隈では切身魚の人です。
 Andrew Dubber氏の無料e-booksで配布されている著書、『オンライン音楽について知っておきたい20のこと』(原題"The 20 Things You Must Know About Music Online"
)は大変知的に刺激を受ける良い論文です。
 20個ほどの、優先順位はないのですが、いずれも重要な『オンラインでの音楽ビジネスについて、知っておけ!』なお話が収められています。
 私が今日読んでみたのは『13 SEO 10のヒント』です。本当に読みながら「うんうん」と首肯することしきりでした。
 正確で、実用新書のように論理的な日本語訳はheatwaveさんのブログでご覧いただけます。より理解を深めたい方はぜひご覧下さい。
http://peer2peer.blog79.fc2.com/blog-entry-1427.html
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 ここでは私の意訳を交えた引用つきで、その内容を少しご紹介いたしますね。以下の()内は私の注釈です。


 あなたはウェブサイトを持っている。
 でしたら、あなたはそのウェブサイトを見つけてもらわなければなりません。しつこく電子メールでリンクを送りつけることもできますが、最も見つけてもらえる可能性が高いのは、検索エンジンからの訪問でしょう。

 ネットビジネスにしかるべき時間を費やした方は、SEOという言葉をご存知でしょう。
 この言葉の意味は、『サーチエンジン最適化(Search Engine Optimisation)』です。言葉自体は、若干メッキがかったものではありますが(切身魚注:ビッグマネーの香りがするというより、ビッグマネー香水の合成臭がします。)。それでも、あなたのウェブサイトを『サーチエンジン最適化』して、他の類似したサイトよりも検索結果上位に表示させることは、重要なビジネス戦略です。

 例えばあなたがアンビエント・エレクトロニック・ミュージックをオンラインで販売するレコードレーベルを運営しているとしましょう。
 おそらく『ambient(アンビエント)』や『electronic music(エレクトロニックミュージック)』といった検索単語で、Googleやその他200を越える検索エンジンの検索結果のトップ、または上位に表示されたいと願っていることでしょう。
 仮に競争相手がいなかったとしても、たとえばアバンギャルドな1930年代のブルーグラス・レコーディングのリミキサーといった、ニッチなオーディエンスに見つけ出してほしいと考えるはずです。

 あなたのバンド名を検索エンジンに入力したときに、あなたのバンドが見つかる。
 幸いにも、それを実現するための積極的なアプローチがいくつかあります。当然ながら、あなたにもできることです。あなたのSEOに影響を及ぼす10の方法を以下にまとめました。
 (なお、順序は優先順位を示すものではありません。)

1. メタ・タグ

 ウェブページのHTMLコード中の、<head>から</head>タグで囲まれた部分が、メタデータ情報を挿入する場所になります。メタデータは、あなたのウェブサイトが提供している内容に関する情報です。
 メタデータには、主に3つのカテゴリがあります。
 タイトル、説明(ディスクリプション)、キーワードの3つです。

 まずタイトル・メタデータは非常に重要です。これはブラウザのウィンドウ上部の青いバーに表示されるもので、ブラウザのブックマークやナビゲーションが記憶するものでもあります。
 基本的に、検索エンジンにとっては、タイトル・メタデータの情報があなたのページに関する全てを意味します。検索エンジン・フレンドリーなタイトルを書くのはまさに芸術といえましょう。

 キャッチコピーブロガーは、人々を惹きつける見出しを書く時の優れたノウハウを持っています。

 つまり…、ウェブサイトの全てのページに同じタイトルをつけているというのは、時間の無駄以外の何者でもない、と言うことはおわかりいただけると思います。
 もし、あなたのウェブサイトのどのページを見てもブラウザのタイトルバーが変わらないのであれば、修正が必要だということです。それぞれのページにメタデータをつけましょう。

 それぞれのページに異なるアーティストを載せているようなレコードレーベルなら、特にこれは重要になります。全てのページのタイトルバーにレコードレーベルの名前だけが表示されるのでは、たとえ、Googleからアーティスト名で検索をかけたとしても、そのページがヒットすることはないのですから。
 メタタグが重要そうに思えてきたでしょう?

 次にくるのが説明(ディスクリプション)・メタデータです。検索エンジンは、あなたのページを説明するためのテキストとして、説明(ディスクリプション)を検索結果内で使用します。これもまた、検索内容とあなたのサイトが全体的に関連していることを示す点で、プラスに働きます。

 三つ目はキーワード・メタデータです。あなたのページを探して検索してくる人が使うと思われる言葉(つづり間違いの語も含む)のリストを入れなければならない場所です。

 しかし、メタタグを増やしすぎることは逆効果にもなりかねません。Goolgeは、あなたが何をしようとしているのかを知っています。1ダースの言葉があるのだとしたら、本当に関連した半ダースの言葉を選びましょう。あなたのウェブサイトがぴったりの検索結果になる、そんな検索をかけてくる人のことをよく考えましょう。

2. ヘッダタグと見出し

 検索エンジンは実にクレバーです。
 彼らはあなたのサイトで重要な言葉を探し出すのに、単にキーワードやメタタグだけを見ているのではありません。彼らはヘッダーの記述に加えて、<h1><h2><h3>と言った記述タグ、さらにはボールドやイタリックなどの強調箇所にも目を向けています。

 見出し、小見出し、強調された言葉は、これがページ内で重要であることを示す良い目安となります。これこそ、検索エンジン・アルゴリズムが記録しているものなのです。
 ウェブサイトのページを作るときに念頭におかなければならないこと、でもあります。

「最も重要なフレーズは何だろうか?そして、それは人々が私を見つけ出すときに検索ワードとして使って欲しい言葉だろうか?」

 と自問せねばなりません。ここでも、強調のしすぎは逆効果となりうることを肝に銘じましょう。経験則としては、1ページに5つ程度が良いようです。

3. リンクテキスト

 リンクすることは、他の類似したサイトのネットワークにあなたを繋げるという意味で非常に重要です。
 自サイトから競争相手にリンクを張れば、その相手を利することになるのでは?と考えてしまうかもしれません。
 逆に考えるんだ、相手を助けるのと同じくらいあなたも助けられる、と。

 更に重要なのは、他サイトにリンクするときに用いる言葉を慎重に考える、ということです。
 「ここをクリック!」や「リンクはこちら!」といった言葉は、URL以上の情報を含むものではなく、全く役に立ちません。
 しかし、「Birmingham punk lebel(バーミンガム・パンク・レーベル)」といった言葉で、実際にバーミンガムのパンクレコードレーベルのリンクを張ったなら、あなたは良い情報、中身のある情報を提供していることになり、Google検索結果的にも報いられることになります。

4. サイトマップ

 これはウェブデザインに関するちょっとした専門知識を必要とします。あなたのサイトは、セクション、ページ、サブページで構成されています。
 あなたがサイト訪問者にしてあげられる最良の手助けは、サイトマップを提供してやることです。Flickrのページなどが参考になるでしょう。サイトマップは、訪問者が探しているコンテンツへの経路や、コンテンツそのものを簡単に発見できる、非常に役立つものなのです。(切身魚注:お役所的なサイトに行き当たったときは特に、サイトマップとサイト内検索が役立ちます)

 さらに、サイトマップを作成すると、検索エンジンの『スパイダー』や『クロウラー』(ウェブサイトをクロールして、インデックスを作り、検索エンジンにページを登録するソフトウェア)があなたのウェブサイトをインデックスする際にも役立ちます。
 サイトマップは、あなたのサイトの発見可能性を向上させ、各ページのプロフィールを目立ちやすくしてくれるでしょう。

 Wikipediaには、サイトマップに関する簡潔かつ素晴らしい記事があります。また、簡単にサイトマップを作成するためのリンクをご紹介しておきましょう。
 さらに、Wordpressにはサイトマップ・プラグインも用意されています(Wordpressは筆者がこのサイトで使用しているブログツールです)。

5. 関連したインバウンド・リンク(被リンク)

 これは他のノウハウに比べて、ややトリッキーなものではありますが、SEOには必要不可欠なものになります。
 関連したインバウンド・リンクとは、他のウェブサイトから、有用なリンクキーワードと共に張られたあなたのサイトへのリンクのことです。
 検索エンジンにとって、これは関連性、権威(オーソリティ)、信頼性の根拠とされます。より多くのインバウンド・リンクを持っているほど、あなたのサイトがGoogleに信頼されるようになり、より上位にランクされます。(信頼性のおける情報には、リンクを貼って『情報ソースはここですよ』と根拠を示すのが普通です。つまり、『リンクされる=信頼性が高い証拠』と解釈できます。)

 ここで重要なのは、インバウンド・リンクはクリックされねばならない、ということです。
 もし私のサイトからあなたのサイトへと読者を送れば、あなたの検索エンジン・ランクは向上します。
 つまり、あなたのサイトがリンクされればされるほど、ますます人々からも、Googleからも信頼されることになるのです。
 結局のところ、1,000人があなたのウェブサイトにリンクを張ってくれたとしても、検索結果の上位に表示されるには、あなたが『リンク元で、あなたのサイトについて、記述やキーワードが適切であるかどうか』を確認しなければなりません。
 これはいわゆる、厳重に保護された神秘の黒魔術のようなものです。ただ、こうしたことに詳しい人たちも居ます。トップSEOブロガーのブログを読むのもよいかもしれません。

6. コンテンツ

 ここでお話しすることは、おそらく他のどのヒントよりも『あなた次第』に依存する内容です。
 それは、あなたのサイトに置かれた『コトバ』です。
 あなたのウェブサイトの各ページに20かそこらのコトバしかなく、残りは画像、MP3、ビデオばかりというのであれば、検索エンジンがそれらを見つけることは困難になります(Googleの「ユニバーサル・サーチ」では一応、記録だけはしているようですが)。

 同様に、長々とライブの日付、場所、時刻の告知ばかりを並べたてても、中身のある『記述情報』や『ストーリー』としては扱ってもらえません。こうしたものは、検索エンジンにとって(もしくは人間の脳にとって)内容を把握すべき意味を持っていないのです。

 とはいえ、ALTタグを用いれば、画像であってもSEOに役立てることができます。
 ALTとは、正式名称オルタナティブ・テキスト・インフォメーションというものです。
 たとえば画像が読み込まれないときや、訪問者がスクリーン・リーダー(通常は視覚障害者向けのものです)を利用しているとき、さらに訪問者が画像上にマウスカーソルを持ってきたときに、『ALTタグの情報』が提示されます。

 このALTタグを使って、説明やキーワードを挿入しましょう。(切身魚注:イラスト、特にトップページに表示するイラストには必ずALTタグを入れましょう。年月日も入れます。頻繁に入れ替えるイラストならばなおさら。そうすれば、Googleスパイダーにとって『このサイトは生きて』いるし、『価値ある情報を更新している』と解釈されることでしょう)

7.適当なキーワードの選択

 優れた見出しを書き、適切なメタデータを置くことが大切なのは当然です。関連する語句で、役に立つであろう他のページにリンクを張るのも重要なことです。
 しかし、ご存じのように、問題はヒトです。彼らは予想もつかないことをします。彼らは、たとえあなたのサイトを探していたとしても、誤った検索結果を選んでしまうこともしばしばあるのです。

 このサイト、New Music Strategiesを見つけ出してくれる良い検索ワードは?
 といえば、『online music business(オンライン 音楽 ビジネス)』でしょう。
 実際には、ほとんどの人が『internet record lebel promotion(インターネット レコード レーベル プロモーション)』というキーワードで検索してきます。適当なキーワードを見つけ出すことは、なぞなぞを解くようなもので、非常に難しいことでもあります。

 あなたのサイトを検索するのに、どんなキーワードが使われているのでしょうか。それを知るのにお役に立つウェブサイトもいくつかあります。
 ただ、そうしたサイトのほとんどは有料で提供されています。もちろん、サービスを利用したいというのであれば、探せばすぐに見つけることができます。
 ただ、筆者の漠然とした印象からすると、80%の方は有料サービスの利用を躊躇するのではないでしょうか。お金は節約したいですからね。

8. コンテンツの更新

 相互に関連しあう、素晴らしいコンテンツをを用意するだけでは、実は不十分なのです。
 単にたくさんのコンテンツを置いている、でも十分ではありません。
 Googleに限定される話ではありますが、関連性の目安として、どの程度の頻度でそのコンテンツが更新されるか、が重視されています(これはブログがSEO的に優れている理由でもあります)。

 あなたのしたいこと、言いたいことを全てつぎ込んた完璧とも思えるウェブサイトを苦労の末に作り上げたとしましょう。
 で、あと数年間はそのサイトに触れたくもないと思うかもしれません。 しかし、2、3ヶ月も放置されてしまえば、Googleはそのサイトをもはやゴースト・タウンと見なして、検索上位には表示してくれないのです。

 頻繁に書き、更新しましょう。あなたのウェブサイトが先週も今週も同じままというのではいけません。できれば日替わりくらいが望ましいでしょう。

9. FlashとJavaにはご注意

 Flash動画のイントロに「スキップ」ボタンを置くくらいなら、Flashアニメーションを苦労して作る必要などあるのでしょうか?
 個人的には、ウェブゲームやビデオの埋め込み以外にFlashを利用するのは避けた方が良いと思っています。
 一般的には、検索エンジンはFlashアニメーションを読み込めません。単に無視されるだけです。
 たとえ、そこにたくさんの優れたコンテンツが並び、見た目も素晴らしいとしても、これではコンテンツを外界から完全遮断することにしかならないのです。

 また、ウェブサイトに歌やダンスをさせるためにJavaを利用することも、目や耳にとっては印象的かもしれませんが、検索エンジン・スパイダーにとっては何の意味も持ちません。

10. ドメイン名に固執しよう

 いつもコンテンツを更新していると、検索エンジンから好意的に扱われるようになるといっても、あなたのサイトそれ自体が安定していなければなりません。
 サイトに歴史があればあるほど、検索エンジンに信頼されるようです。従って、ドメイン名の変更は気軽に行って良いことではありません。それまでの実績を捨て、ゼロから信頼を積み上げていかなければいけなくなるのですからね。

 もちろん、ときには変更するだけの価値があることもあります。ただ、そうした機会は滅多にありません。

オマケのヒント

 Googleはトリックに対して非常に敏感です。
 数多くのキーワードを追加したり、隠しテキストを生成したり(たとえば白地に白文字といったような)、SEOのためにキーワードだらけの長ったらしいコンテンツを置いたり、あなたの全てのソーシャルネットワーキングサイトにリンクを置き、それぞれ数百回にわたってクリックしたり。
 そういったトリックを駆使しても、結局は(排除されることはないにしても)あなたのサイトの検索結果ランキングを下げられておしまいです。
 無駄な方向に努力したところで、不幸を招くだけです。

 これまでの話はなんだったんだと思われるかもしれませんが、検索エンジンの気を惹くためのゲームに興じるよりも、ターゲットとする視聴者に向けて心をこめて書くことこそ、あなたのサイトSEOに大きな成功をもたらしてくれることでしょう。

 正しく、適当な方向に向かっているか、自己確認を怠らずに努力しましょう。たとえお金をかけたとしても、あなたのウェブサイトを隠されてしまっては元も子もありませんよね?


 という風に、私家訳したあと、SEOがなんと馬鹿げたゲームであることか、と嘆息してしまいました。
 堅実に稼ぐなら、誠実に接し、適当な方向に時間・人的資源を消費すべきなのです。(ここでいう『適当』とは、適切な方向、妥当な量、という意味合いです。)
 1000円の利益のために、100時間かけてトリックを実践し、見知らぬ1000人にスパムを送りつけるより、10時間かけて素敵なものをつくり、友人10人に『真にすばらしく、興味深い話題』を提供するほうが有益です。
 なにしろ良い評価を得られますし、それはフェイクでもトリックでもありませんからね。
 金メッキにお金をかけるより、黄金になるほうがたやすいことですし、はげる心配もしないでいいでしょう?

 地元の新聞には、ウェブサイト作成&SEO対策サービス会社がよく広告しています。それによると、彼らの会社は万全のSEO対策と1日15000件以上のアクセス数を約束するウェブサイト契約を、月1万5千円で提供するそうです。
 この広告の裏を読むと、こういうことです。
 彼らが書いているのは『1日15000件以上のアクセス数』であって、『ユニークアクセス』ではないし、クロウラーやスパイダーによるアクセス数も「1アクセス」としてカウントしている数字です。
 私が悪党なら、顧客サイトへのアクセス専用にJavascriptを組んで、1日15000回プラス数百から数千のアクセスをランダムに行うよう命令するでしょう。
 そして、この手の会社にサービスを依頼するような、ウェブの仕組みに疎い人は、アクセス数の中身が『ユニークアクセス』なのか、クロウラーやスパイダーによるアクセス数なのか、Javascriptによるカウンター回しなのか読み解く能力がありません。

 なぜここまで裏を読み、疑い深くなるかと申しますと、この会社、バックボーンが民間職業資格学校や家庭教師学校の運営会社だからです。
 その運営会社持っている学校の一つ、情報系の資格学校は、学校の広告で就職率の高さをうたっています。
 ここでまた疑問が出て参ります。
 「関連会社に一ヶ月でも在籍」すれば就職実績になるでしょうね?と思ってしまうのですよ。
 10人の卒業生が10人ともそこに就職して、一ヵ月後に『新規契約が取れない』から10人とも離職しようとも、『就職率は100%』なのです。字面の上ではとにかくその通りなのです。
 たかが地方の一都市にすぎない大分で、いったい何件のネットショップ新規契約が取れるというのでしょうか。1万5千円あったら、容量2GBで商業利用可能なレンタルサーバーを5年間近く借りられるのに、です。(消費税がありますので、5年まるっととはいえないのが残念です)
 私が疑い深くなる理由が、お分かりいただけますでしょうか?
 不況であればこそ、本当に人にとって、世の中にとって、必要なサービスやお金の使い道が問われます。
 皆さんお財布の紐を締めるのが普通でしょうが、緩めるときもありますよね?
 そして財布の紐を緩めるときは、使いどころを厳選するでしょう。
 『衝動買い』と言いながら、実は前段階で「SNSの友人知人がお勧めしていて評価の高いもの」を記憶しているものを買ったり。
 『馬鹿騒ぎ』と称しながら、「美味しくてお値段が財布に見合った、あるいは良いサービスで定評のあるお店」を噂や口コミで選んでお出かけしているのです。
 これを厳選といわずして何というのです。
 「資格をとって少しでも就職や職場待遇を有利にしよう」とがんばる人たちや、「ウェブには疎いけど少しでも売り上げにつながるなら」とネット商店に乗り出す人々を『獲物』にするようなやり口は、本当に世の中に良い影響を及ぼすサービスなのでしょうか?
 それらも考えますと、『SEOに時間やお金を割くこと』は費用に見合うこととは思えないのです。
 本当に役に立って売り上げにつながるのは、『中身のある活動をし、お金を出してもらうに値するものを作り出すこと』だと申せましょう。

 このように、『SEO 10のヒント』記事は、
「自分で出来るSEO以上のものは実のところ必要ない、それ以上何かするなら、中身のある活動をし、お金を出してもらうに値するものを作り出すことに精力を傾けた方がいい」
 という印象をよりはっきり、実感の域に高めてくれました。
 第14節以降も興味深く拝読してまいりたいものです。
 完全に、全部の英語ニュアンスを正確に、違和感ない日本語に翻訳することは困難です。(だからこそ、プロ翻訳者は凄いものですし、お金がもらえる職業なのです)
 ココではあくまで、私の理解できた意味をご紹介してまいりたいものです。
 ゆるりとお楽しみくださいませ。
 人生の楽しみは尽きませんのぅ!はっはっはっはっ。

参考リンク先にて無料のPDFファイルを配布中。

著者: Andrew Dubber 原文英語 他
原典:The 20 things you MUST know about music online
http://www.newmusicstrategies.com/ebook/

もっと正確な日本語訳 heatwaveさんのブログ
http://peer2peer.blog79.fc2.com/blog-entry-1427.html
http://peer2peer.blog79.fc2.com/blog-entry-1624.html
 
ラベル:20のこと
posted by 切身魚(Kirimisakana) at 14:39| Comment(0) | 20のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月25日

『12 存在感をばらまく』

 こんにちは、猫耳DMことVOCALOIDな界隈では切身魚の人です。
 Andrew Dubber氏の無料e-booksで配布されている著書、『オンライン音楽について知っておきたい20のこと』(原題"The 20 Things You Must Know About Music Online"
)は大変知的に刺激を受ける良い論文です。
 20個ほどの、優先順位はないのですが、いずれも重要な『オンラインでの音楽ビジネスについて、知っておけ!』なお話が収められています。
 私が今日読んでみたのは『12 存在感をばらまく』です。本当に読みながら「うんうん」と首肯することしきりでした。
 正確で、実用新書のように論理的な日本語訳はheatwaveさんのブログでご覧いただけます。より理解を深めたい方はぜひご覧下さい。
http://peer2peer.blog79.fc2.com/blog-entry-1427.html
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 ここでは私の意訳を交えた引用つきで、その内容を少しご紹介いたしますね。以下の()内は私の注釈です。


 PRの視点から言うと、一箇所にとどまっているより、インターネット中に自分の存在を知らしめるほうが良いでしょう。
 交流サイト、プロフィールサイト(FaceBook等)、各所に書き込むコメント、そして他にもさまざまなネットワーク利用方法があります。これらは強力なオンライン・マーケティング戦略です。

 Ze Frank氏はかつて、
「MySpaceのページデザインがあんなに見苦しい理由は、訪問者を他所に誘導するためだとおもうよ!」
 とジョークを飛ばしました。そして、実のところ彼は正しかったのです。
 MySpaceのようなメンバー交流サイトは、あなたの『プロの』サイトに人々を呼び込む機会を提供しています。
 MySpaceのそうした費用対効果は減少しつつありますが(その理由については後述します)、「ウェブサイトを持つことは重要である」という原則の実例としてはまだ役立ちます。ただ、誰かが偶然にあなたのウェブサイトを発見してくれるなどということはありません。あなたは自分で、どこかにいる未来のビジターを探し出さなければならないのです。

 マーケティング業界の慣用句に『自分から外に乗り出していけ』というものがあります。これは、同時に複数の場所に露出できるインターネットでは、極めて容易なことです。オンライン上のあなた自身−つまり、あなたのインターネット『アイデンティティ』−を広く、遠くまで拡散させる必要があるのです。
 あなた自身を可視化する方法はたくさんあります。ソレはちょうど、『現実世界』で自分を知ってもらうために、イベントに参加するとか、ミーティングを渡り歩いて人脈を築くのと同じことです。
 それでは、オンラインであなた自身の存在を広めるためにできる最良の方法を、いくつか紹介していくことにしましょう。
 あなたは一度に多数の場所に存在することができ、人々をあなたの音楽ビジネス『オフィス』に招待することができるでしょう。
 手始めにこれらを試してみませんか。

1.電子メールの署名

 最近では、電話をかけたり、手紙を書いたり、実際に会ったりするよりも、電子メールを送る機会の方が多いことでしょう。
 もし、あなたがウェブサイトを持っているなら、多くの人にウェブサイトに来てほしいと願っているはずです。
 それなら、電子メールの末尾はリンクを置くための理想的な場所です。電子メールは、あなたの近しい友人ネットワークを越えて、より広い、ただし関係のあるコミュニティに広まる傾向があります。あなたのメールの末尾にアドレスを置いたからと言って、必ずリンクをクリックしてくれるというわけではありませんが、そこにリンクを置かなければ、絶対にクリックしてはもらえません。

 さらに、サイトに来てくれた人が何を目にするのかを良く表した一言を書いておくと良いでしょう。大体、以下のような署名になるでしょう。

Hi James,
Thanks for all your help. Much appreciated.
Cheers,
Andrew Dubber
_______________________
Advice for independents at New Music Strategies:
http://newmusicstrategies.com

(やあ、ジェームス。
いろいろ助かったよ。本当ありがとう。
じゃあね。
アンドリュー・ダバー

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インディーズ系にアドヴァイスを:New Music Strategies
http://newmusicstrategies.com )


 こうした署名は、どんな電子メールソフトウェア、ウェブメールプラットフォームを利用していても、送信する全メールの末尾に、自動的に挿入できます。
 できるだけ簡潔に、そして甘く誘うように、リンクをクリックしたくなるような文句を加えましょう。あなたがメールを送ったすべての人のデスクトップに、あなた自身を送り込むのです。

 重要:スパム行為は絶対にしてはいけません。
 一方的に送りつけるマーケティングメールは、失礼、不愉快というだけではなく、違法行為となります。
 受け手が本当に受信を望んでいる、あなたからのメールが来ることをわかっているという合法的なメールの場合にのみ、署名欄にあなたのリンクを挿入しましょう。

2. ブログコメント

 あなたのアイデンティティを広めるための別手段として、『(自blogと)内容に共通点のあるブログにコメントする』という手があります。このブログでお試しいただいてもかまいません。
 大半のブログサイトは、コメント欄にあなたのサイトのURLを入力する欄があります。ここにURLを入力することで、あなたが書き込んだ名前に、ウェブサイトへのリンクが追加されます。
 そのブログの他の読者が、当該記事に書き込まれたあなたのコメントに興味を示せば、あなたのサイトへのリンクをクリックし、あなたについてもっと知ってくれるかもしれません。

 再度重要:ここでも、スパム禁止ルールが適用されます。
 ブログの内容に関連した、適当で、興味深いことを書きましょう。単にリンク欲しさにコメントした人のリンクなど、誰もクリックしてはくれません。さらに、私を含め大半のブログはAkismetなどのコメントスパムフィルターシステムを利用しています。

 これと似た戦略として、あなた自身のサイトから、他の人のブログへとリンクすることもできます。多くのブログは『トラックバック』を公開しています。つまり、リンクしてきたサイトの要約とそのサイトへのリンクを表示してくれるのです。Wordpressでは(私も利用しているブログ・ソフトウェアです)、これは自動的に行われます。もし、このページをあなたのブログでリンクすれば、このページはリンクを張ったあなたのブログに自動的にリンクを返してくれます。

3. フォーラムへの参加

 あなたのサイトにリンクしてもらう、その他の有効な戦略としては、関連したフォーラムへの参加があります。

 どんな会話をするにしても、フォーラムに参加して信頼を築き上げ、フォーラムに貢献することで、他の参加者の純粋な興味を引きつけることができます。そうなれば、彼らはあなたのプロフィールを見たいと思うでしょう。
 『興味深い人』をもっと知りたくなって、フォーラムに掲載されたリンクを通じてサイトに訪問してくるでしょう。
 ただし、こうした環境では、時間を無駄にさせるような人、スパマーに対する寛容さは特に低く、違反に対する処罰は迅速かつ激甚なものとなります。
 適切な会話を行うために十分な時間をかけましょう。他の人々と同じ部屋で過ごしていると思って、会話に貢献するのです。荒らしや釣り(troll)を好きな人はいないですからね。

4. ソーシャル・ネットワーキング

 これこそ、拡散したオンライン・アイデンティティがうまく機能する場所です。
 現在、数多くのWeb 2.0サイトがオンラインに存在していますが(そのいくつかはこれまでのThingでお話したものです)、そうしたサイトの多くは、『アイデンティティ』や『プロフィール』の作成、維持を要求します。

 ほとんどの方が、MySpaceを既にお持ちでしょうし、そこのプロフィールからご自分のサイトへのリンクを張っていることでしょう。でも、ソーシャルネットワーキングはそれだけではありません。Mog、Last.FM、Flickr、Delicuous、43 Things、Facebookなどでもプロフィールを作ることができます。

 Wikipediaには、ソーシャル・ネットワーキングサイトのリストがあります。これを見て、いくつかのサイトで自分自身のアカウントを作成し、それを利用してみましょう。

 ただし、うまくやるためには、それぞれのサイトに関われる時間的余裕がなければなりません。よく肝に銘じておいてください。
 MySpaceを作っただけでは、『ウェブサイトを設置して、世界中の人々が偶然それを見つけてくれるよう期待する』のと大差ありません。
 つまり、それほど読んでもらえるものではないということです。これらはソーシャル・ネットワーキングサイトです。社交的になりましょう。そして、繋がりましょう。

 これらのサイトはそれぞれに、独自のルール、文化、期待されている行動様式があります。
 それらをよく知り、そしてそこにいる人たちを知りましょう。そうして、これらのサイトに属する意味が生まれ、努力が報われることになります。

 何よりも重要なのは、それぞれのサイトで『アイデンティティ』を持つことが、オンラインでのあなたの存在を強固なものとしてくれるということです。
 個人として、企業として、アーティストとして、グループとして、または組織として、あなた自身について、あなたは何を伝えたいのか、ということを明確にしていなければなりません。

5. 複数のサイト

 これは『上級ユーザー』向けのヒントになります。
 と言うのも、これからお話しすることには多少の問題をはらんでいるためなのです。それでも言及しておくだけの価値はあります。
 複数の関連したウェブサイトを持つことは、あなたの目的を助けてくれるでしょう。これは特に、コア・アクティビティを複数有するインディペンデントの音楽企業に当てはまります。

 あなたがプロモーター、ディストリビューター、レコードレーベルを兼ね、複数のバンドを抱えていたとしましょう。それぞれの事業について、個別のウェブサイトを持たなければなりませんし、それらのサイトは、それぞれの領域に特化したものとして、人々の注意を惹きつけなければなりません。

 もし、あなたの会社がPlank Musicだとして(あくまでもたとえです)、あなたはplankrecords.com、plankdistribution.com、plankpromotions.comといったドメインを取得し、サイトを作らねばなりませんし、更にそれぞれのサイトを互いにリンクさせ、シンプルなホームページ(plankmusic.com)からそれぞれのサイトを下位サイトとしてリンクしなければならないでしょう。

 これらのページ間のリンクは、ビジネスの各側面のアイデンティティを、さらにはメインブランドを強化するものとなります。

 最初に述べたように、このやり方は問題をもたらしうるものでもあります。特に、訪問者がどこに行って良いのかわからないという問題を起こすかもしません。ただそれでも、そうした問題を考慮し、慎重に設計されたサイトであれば、あなた自身のフィールドでアイデンティティを広めることができるでしょう。


 という風に、私家訳したあと、二つのことに気がつきました。
 まず、スパム禁止ルールは本当に重要だ、ということです。
 『6 Web 2.0』の際にも触れましたが、Gmailの強力なフィルタを信頼はしていますが、スパムにストレスを感じない最良の方法は『捨てアドレス以外のアドレスは、企業に渡さない』ことだと知っています。
 通信販売で偶然何か買いたくなった時用に、捨てGmailアドレスは常時2−3個用意しております。1回使って支払が済んだら捨てます。信頼性の高い企業、再度購入を検討する企業には、ユーザー情報ページで『通販リピート用メールアドレス』への変更申請をするのです。それだけやっても何年かに一度は、『通販リピート用アドレス』の破棄を余儀なくされます。
 一度使ったら捨て置いてOKという捨てアド用のフリーメールサービスもあるにはありますが、サービス自体がトロイの木馬に悪用される恐れが大きいので使っておりません。

 楽天市場で買い物をすると、『お知らせ不要』のチェックを入れているのにもかかわらず、『楽天市場からのお知らせ』が届く業者の多いこと!本当に驚くほどわんさかいます。
 送ってくるな、と警告したにもかかわらず送りつけてくる業者が、興味深い業績を築き上げますように(日本語訳:滅びてしまえ)。
 『メール不要』にチェックを入れたら、電子メールこそ送ってこなかったものの、ダイレクトメールをポストに送りつけてきた地元の和菓子業者など、最早論外です。
 不注意にせよ故意にせよ、彼らはユーザーを不愉快にしています。平和主義と行動する偽善を推進する私ですら、このように腹立たしさを抑えることが出来ません。
 同じ業種の競争相手、代替業者はいくらでも居るのです。
 そこに危機感を抱けない業者は、早晩素敵なことになるでしょうし、私は興味深く(売り上げには断固として貢献することなく)見守って差し上げたいと思います。

 翻って自分の行動を考えて見ましょう。
 スパムコメント、スパムと思われそうなメッセージやメールは、決して、絶対に、断固として自分に許してはならない、という原則は自明のことです。
 私が誰かのblogにコメントを入れるときは、コミュニケーション的な側面が大きい場合、URLに自サイトアドレスを入れないようにしています。他方で、有用情報を提供したり、議論に貢献してみたりする際は、URLで自サイトアドレスも辞さず。バックボーンを知ってもらうことに期待が持てるためです。
 メッセージ、メールのほうも同様です。これまでは「単なるお返事レベルに署名のURLはちょっとなぁー…」という感じで、遠慮しておりました。
 この記事を読んで、この考えはすこし修正しました。
「スパムで『ない』と、絶対の自信を持っていえるメールへの署名程度ならOK」
 と。いつも受け取るメールの末尾の決まり文句なら、そうそう邪魔にはなりません。誰かがまた他の誰かにわたしを紹介したくなったとき、サッと取り出してコピペできる『名刺』の役割を果たしてくれるでしょう。
 聞き入れられる環境下で、分かりやすい言葉で、知らせるべき価値のあることを簡潔に語る。
 昔から賢者はそのようにして、人々の尊敬を集める話し方をしてきました。私自身もかくありたいものです。

 二つ目は、やはり『時間配分』の問題です。
 複数のWeb2.0サイトに参加していると、それぞれにおいて緊密なコミュニケーションを維持するのは難しくなってきます。まして、創作にかける時間を削ってまでマーケティング活動(につながるコミュニケーション)を維持するなど、本末転倒でしょう。
 私がこの記事を読んだ後実行してみたくなったのは、『存在感を拡散させる』のではなく、『十分に対応できる範囲でコントロールする』ことでございます。
 朝6時半に目を覚まし、8時半には職場のデスクについて17時過ぎにそこを離れて帰宅し、家事雑事をこなしては23時に就寝しないと翌日がきつい社会人なのです(身分が嘱託職員とはいえ、本当に天国のような職場です!)。ネットに頼る一番の理由は、距離と時間の制約打破のためです。
 すごーく離れた場所の友人と情報をやり取りするため、Twitterやストレージサービス、SNSに頼ります。
 時間の制約を軽減するよう、SNS日記、Blog記事、掲示板、Podcastや保存された動画ファイルで『共通の話題』に触れます。
 ストリーム放送の大半が、私の睡眠時間に重複しているのは残念なことですが、参加できなかったからといってコミュニケーションに重大な亀裂が走るというわけでもない。(この程度で亀裂が走ると主張するようなお相手とは、利害が発生するほどのお付き合いをしないよう心がけております)
 世の大半の社会人は昼型活動家ですが、夜勤が大半の人や、シフト制で働く人だって沢山居るのです。そうした人たちには、専業ビジネス人とは異なる行動様式が必要となります。
 自分もその一人として、自分に合った生活様式の一部分に『十分に対応できる範囲でコントロールする』を組み込み、活動します。あまりにも広げすぎると、唐突に舞い込む依頼やコミュニケーションへの対応に追われ、自分の人生を生きるのに必要な活動時間まで侵食されかねませんからね。
 コミュニケーション(交流)、トラフィック(Web上の往来)、プレゼンス(自分の存在を見せつけること)。
 この3つは大事なことです。でも、『私の活動の一部』であって、『私の全人生を捧げて奉仕すべき目的』ではありません。履き違えたら最後、単なるネット中毒になって世の中との調和を失うことでしょう。

 このように、Web上の『自分のありよう』や、関わり方をよーく考え、点検できました。
 『存在感をばらまく』のお話は、よいきっかけになりました。
  第13節以降も興味深く拝読してまいりたいものです。
 完全に、全部の英語ニュアンスを正確に、違和感ない日本語に翻訳することは困難です。(だからこそ、プロ翻訳者は凄いものですし、お金がもらえる職業なのです)
 ココではあくまで、私の理解できた意味をご紹介してまいりたいものです。
 ゆるりとお楽しみくださいませ。
 人生の楽しみは尽きませんのぅ!はっはっはっはっ。

参考リンク先にて無料のPDFファイルを配布中。

著者: Andrew Dubber 原文英語 他
原典:The 20 things you MUST know about music online
http://www.newmusicstrategies.com/ebook/

もっと正確な日本語訳 heatwaveさんのブログ
http://peer2peer.blog79.fc2.com/blog-entry-1427.html
http://peer2peer.blog79.fc2.com/blog-entry-1624.html
 
ラベル:20のこと
posted by 切身魚(Kirimisakana) at 18:08| Comment(0) | 20のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする